津波
「津波警報」などのように使う「津波」という言葉。
「津波」は、訓読みで「つなみ」と読みます。
「津波」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「津波」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
津波の意味
「津波」には次の意味があります。
・地震や海底火山の噴火などによって生じる非常に波長の長い波。海岸に近づくと急に波高を増し、港や湾内で異常に大きくなる。地震津波。(出典:デジタル大辞泉)
「津波」は海外でも「tunami」と言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・津波のおそれのある地区に住んでいる人々の共通した考えだった。
(出典:新田次郎『新田義貞(上)』)
・いくら二〇メートルの大津波でも、そこまでは追っていけなかったわけだ。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター8 エイリアン邪海伝』)
・このあたりの浜は、昔から津波には何度となく痛い目に遭わされている。
(出典:三浦哲郎『真夜中のサーカス』)
・この村の人たち全員がカヌーで海に出ていたとき、津波がやって来た。
(出典:片岡義男『波乗りの島』)
・雷に打たれたようなものであったし、津波に呑まれたようなものでもあった。
(出典:筒井康隆『(「七瀬」三部作 3) エディプスの恋人』)
類語
・波浪(はろう)
意味:水面に起きる表面波。風浪・うねり・磯波の総称。(出典:デジタル大辞泉)
・磯波(いそなみ)
意味:磯に打ち寄せる波。波頭が岸と平行して寄せてくる波。(出典:デジタル大辞泉)
・高波(たかなみ)
意味:高い波。おおなみ。特に、高潮のときに押し寄せる高い波。(出典:デジタル大辞泉)
・荒波(あらなみ)
意味:荒れ狂う波。激しい波。激浪。(出典:デジタル大辞泉)