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洛中とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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洛中

「洛中に住む」などのように使う「洛中」という言葉。

「洛中」は、音読みで「らくちゅう」と読みます。

「洛中」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「洛中」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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洛中の意味

「洛中」には次の意味があります。

みやこの中。京都の市街地の中をさす。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「洛」とは「みやこ」という意味で、中国の洛陽になぞらえた呼び方ですが、日本では京都を指します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・これほど雪が深いとは、洛中にいては想像も出来ないことだった。
(出典:安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(下)』)

・また、自身は連れて行かれず、他の者を従者として洛中へ出向く日もある。
(出典:吉川英治『新書太閤記』)

・あれは京の唐織物屋で分限者ですから、洛中に大きな家をもって居ります。
(出典:井伏鱒二『小説日本芸譚』)

洛中のあまたの屋形は、粗暴な力で蹂躪され、御所でさえ例外ではない。
(出典:皆川博子『乱世玉響』)

洛中のケンタッキーに出入りしている客のほぼ半分は狸に占められるという統計もある。
(出典:森見登美彦『有頂天家族』)

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類語

洛外(らくがい)
意味:みやこの外。京都の市街地の外側をさす。(出典:精選版 日本国語大辞典)

上洛(じょうらく)
意味:地方から京都へ行くこと。(出典:デジタル大辞泉)

洛内(らくない)
意味:都の中。京都の市内。洛中。(出典:デジタル大辞泉)

市中(しちゅう)
意味:まちなか。市街の中。(出典:精選版 日本国語大辞典)

洛北(らくほく)
意味:みやこの北。京都の北の郊外、京都市街地の北部から北山までの一帯をさす。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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