法事
「法事に出席する」などのように使う「法事」という言葉。
「法事」は、音読みで「ほうじ」と読みます。
「法事」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「法事」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
法事の意味
「法事」には次の意味があります。
・死者の追善供養のために行う仏事。特に、四十九日まで7日目ごとに行うものや年忌をいうことが多い。（出典：デジタル大辞泉）
つまり「法事」とは、「亡くなった方を偲んで行う行事」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・テーブルの上に開いた帳面に、法事のためにかかった費用をつけていく。
（出典：小野不由美『屍鬼(上)』）
・来月伯父の法事があるのだが、深沢の妻は行かないと言いだしたという。
（出典：林真理子『初夜』）
・だけど法事にはかかせないものとしてちゃんと受け継がれてはいるみたい。
（出典：桂米助『ごはん』）
・たまたまお祖父ちゃんの法事があって、みんながあんたに気づいてくれた。
（出典：林真理子『ピンクのチョコレート』）
・法事や宴会の類は、顔さえ見せておけば、後ろ指をさされることはない。
（出典：佐竹一彦『警視庁公安部』）
類語
・法要（ほうよう）
意味：死者の追善などのために行う仏教の儀式。（出典：デジタル大辞泉）
・法会（ほうえ）
意味：経典を読誦(どくじゅ)し、講説する催し。また、死者の追善供養を営む行事。（出典：デジタル大辞泉）
・供養（くよう）
意味：死者の冥福を祈って法会を営むこと。（出典：デジタル大辞泉）
・回向（えこう）
意味：死者の成仏を願って仏事供養をすること。（出典：デジタル大辞泉）
・鎮魂（ちんこん）
意味：死者の霊魂を慰めしずめること。（出典：デジタル大辞泉）
