沿道
「沿道に人がたくさんいる」などのように使う「沿道」という言葉。
「沿道」は、音読みで「えんどう」と読みます。
「沿道」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「沿道」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
沿道の意味
「沿道」には次の意味があります。
・通り道に沿ったところ。みちばた。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「沿道」をわかりやすく言うと「道に沿った場所」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・信子は窓に向いて坐り、沿道の家が流れて行くのを子供のように喜んだ。
(出典:松本清張『事故 別冊黒い画集1』)
・そこに限らず、かれは沿道のささやかな集落をできるだけ避けて通った。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 5 惑星スパルタの反乱』)
・沿道には、ところどころに飲物や軽食などを用意した机が用意してある。
(出典:北杜夫『怪盗ジバコ』)
・沿道警備については、アメリカ側も原則として日本に一任したのだ。
(出典:三好徹『狙撃者たちの夏サミット・コンフィデンシャル』)
・沿道の人々は、その異様なものの通過を驚きの眼で眺めていた。
(出典:新田次郎『槍ヶ岳開山』)
類語
・沿線(えんせん)
意味:鉄道の線路や幹線道路に沿った所・地域。(出典:デジタル大辞泉)
・道端(みちばた)
意味:道路の端のあたり。道路のほとり。路傍。(出典:デジタル大辞泉)
・路頭(ろとう)
意味:みちのほとり。みちばた。路傍。また、路上。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・路傍(ろぼう)
意味:みちのほとり。みちばた。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・路辺(ろへん)
意味:道のほとり。みちばた。路傍。(出典:デジタル大辞泉)