河川敷
「河川敷のグラウンド」などのように使う「河川敷」という言葉。
「河川敷」は、音読みで「かせんしき」と読みます。
「河川敷」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「河川敷」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
河川敷の意味
「河川敷」には次の意味があります。
・河道と堤防をあわせた区域。河川法によって定められ、河川の一部とみなされ、増水時に達する川幅の最大限をとっている。(出典:デジタル大辞泉)
河川敷をわかりやすく言うと「河岸にある敷地」のことを指します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・藍沢の死体は川に沈められたり、河川敷に埋められていたわけではない。
(出典:三雲岳斗『少女ノイズ』)
・先に河川敷に向かったカムシンらとの会話が、彼女を凍りつかせていた。
(出典:高橋弥七朗『灼眼のシャナ 第7巻』)
・俺たちは近くを流れている川の河川敷を意味もなく北上しながら歩いていた。
(出典:谷川流『1 涼宮ハルヒの憂鬱』)
・農民は河川敷を所有しているわけではなかったから売ったのはただの耕作権。
(出典:水木楊『田中角栄 その巨善と巨悪』)
・友達は今も河川敷の近くに住んでいるので、わたしよりいろいろ覚えています。
(出典:宮部みゆき『クロスファイア上巻』)
類語
・河原(かわら)
意味:川の流れに沿う平地で、ふだんは水の流れていない、石や砂の多い所。(出典:デジタル大辞泉)
・川床(かわどこ)
意味:川の流れる所の地盤。川底となる地面。(出典:デジタル大辞典)
・川(かわ)
意味:雨などの自然の水が集まり、陸上のくぼみを傾斜に沿って流れ下る水路。(出典:デジタル大辞泉)
・大河(たいが)
意味:大きな川。幅が広くて、水量も多い川。(出典:デジタル大辞泉)
・小川(おがわ)
意味:細い流れの川。(出典:デジタル大辞泉)