決戦
「最終決戦にのぞむ」などのように使う「決戦」という言葉。
「決戦」は、音読みで「けっせん」と読みます。
「決戦」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「決戦」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
決戦の意味
「決戦」には次の意味があります。
・最終的な勝敗を決するために戦うこと。また、その戦い。(出典:デジタル大辞泉)
戦いの結末に重大な影響を与える戦闘のことを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・決戦間近かに控えてのこの余裕ぶりは何と云っても天才的な武将である。
(出典:菊池寛『桶狭間合戦』)
・機会さえ与えられれば、艦隊決戦においても圧倒的に勝利するであろう。
(出典:田中芳樹『タイタニア3-旋風篇』)
・この決戦の一員として、この宙域のどこかで戦闘に加わっているのか?
(出典:眉村卓『不定期エスパー5』)
・決戦の気配を肌で感じているのか、兵達は緊張の面持ちを見せていた。
(出典:咲村観『上杉謙信天の巻』)
・もし負けた場合は、中原を加えて三人で再決戦になると予想していた。
(出典:河口俊彦『人生の棋譜 この一局』)
類語
・乾坤一擲(けんこんいってき)
意味:さいころを投げて、天が出るか地が出るかをかけること。(出典:デジタル大辞泉)
・大戦(たいせん)
意味:大いに戦うこと。また、おおじかけの戦争。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・闘争(とうそう)
意味:人間相互の対立関係の一形式。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・紛争(ふんそう)
意味:事がもつれて争うこと。もめごと。(出典:デジタル大辞泉)
・争乱(そうらん)
意味:あらそいみだれること。また、争いによる乱れ。(出典:精選版 日本国語大辞典)