永遠
「永遠の謎」などのように使う「永遠」という言葉。
「永遠」は、音読みで「えいえん」と読みます。
「永遠」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「永遠」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
永遠の意味
「永遠」には次の意味があります。
・いつまでも果てしなく続くこと。時間を超えて存在すること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「永遠」をわかりやすく言うと「無限に遠いところまでずっと続くこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自分の舌を噛み切って、永遠に話すことができないようにしたのであった。
(出典:林田清明『死生に関するいくつかの断想 』)
・石造りの死体となって今でもそこで永遠の暗黒に眠っているのだろうか?
(出典:ラヴクラフト・ハワード・フィリップス『狂気の山脈にて』)
・何かそこに永遠な力が含まれてはいまいか。
(出典:柳宗悦『工芸の道』)
・永遠性と普遍性を帯びて万人の心に触れるはずである。
(出典:倉田百三『愛と認識との出発』)
・永遠不変の肉体があれば、純粋な精神活動のみを行う完全な意識体になれるんだ。
(出典:京極夏彦『魍魎の匣』)
類語
・久遠(くおん)
意味:仏語。長く久しいこと。遠い過去または未来。(出典:小学館)
・悠久(ゆうきゅう)
意味:果てしなく長く続くこと。長く久しいこと。(出典:小学館)
・無窮(むきゅう)
意味:果てしないこと。また、そのさま。(出典:小学館)
・永久(えいきゅう)
意味:いつまでも限りなく続くこと。また、そのさま。(出典:小学館)
・未来永劫(みらいえいごう)
意味:これから先、無限に長い年月にわたること。(出典:小学館)