水没
「家屋が水没する」などのように使う「水没」という言葉。
「水没」は、音読みで「すいぼつ」と読みます。
「水没」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「水没」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
水没の意味
「水没」には次の意味があります。
・地上にあった物が水中に没してしまうこと。(出典:デジタル大辞泉)
「家屋が水没する」は「家屋が水中に没してしまう」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・水没住民のために、県の職員や学者が村に来て、何度も説明会を開いた。
(出典:泡坂妻夫『湖底のまつり』)
・「すぐ先に大きな岩がある」 岩礁の最後の部分は完全に水没していた。
(出典:エディングス『ベルガリアード物語5 勝負の終り』)
・天井に頭がぶっかりそうな状態だが、大倉庫はまだ水没しきっていない。
(出典:赤松中学『緋弾のアリア 第2巻』)
・まるで何百もの長い足をもった背の高い生き物の骨が半分水没しているみたい。
(出典:久美沙織『小説版MOTHER2』)
・下筋の村は獅々吼峡にダムが建設されても、水没を免がれる場所にある。
(出典:泡坂妻夫『湖底のまつり』)
類語
・水浸し(みずびたし)
意味:すっかり水につかること。また、つけること。(出典:デジタル大辞泉)
・冠水(かんすい)
意味:洪水などで田畑や作物が水をかぶること。(出典:デジタル大辞泉)
・氾濫(はんらん)
意味:川の水などが増して勢いよくあふれ出ること。洪水になること。(出典:デジタル大辞泉)
・洪水(こうずい)
意味:大雨や雪解け水などによって、河川の水量が著しく増加すること。また、その水が堤防から氾濫し、流出すること。(出典:デジタル大辞泉)
・鉄砲水(てっぽうみず)
意味:山崩れでせき止められた水や、集中豪雨による増水などが、一時に激しく流れ下るもの。(出典:デジタル大辞泉)