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気楽とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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気楽

「気楽に過ごす」などのように使う「気楽」という言葉。

「気楽」は、音読みで「きらく」と読みます。

「気楽」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「気楽」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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気楽の意味

「気楽」には次の二つの意味があります。

1 心配や苦労がなく、のんびりとしていられること。また、そのさま。
2 物事にこだわらないで、のんきなさま。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

気楽の意味①「心配や苦労がなく、のんびりとしていられること。また、そのさま。」

「気楽」の一つ目の意味は「心配や苦労がなく、のんびりとしていられること。また、そのさま。」です。

「気楽な身分」や「気楽に暮らす」などの場合はこの意味です。
心が楽な状態を表現する言葉です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・いきたくなったらどこへでもいくがここがいちばん気楽でいいといった。
(出典:開高健『ずばり東京』)

・この村の人で、私の職業を誰一人知っているもののないのが気楽である。
(出典:横光利一『夜の靴』)

・これも、ひとり暮しの気楽さが身についてしまったからなのであろうか。
(出典:池波正太郎『秘密』)

・作文のお時間にも、私は気楽に書いて、普通のお点をもらっていました。
(出典:太宰治『千代女』)

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類語

安楽(あんらく)
意味:心身の苦痛や生活の苦労がなく、楽々としていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

のどか
意味:心にかかることもなく、落ち着いて、のんびりとしているさま。(出典:大辞林 第三版)

屈託ない(くったくない)
意味:心配や気にかかることがない。 (出典:大辞林 第三版)

リラックス
意味:くつろぐこと。ゆったりした気分になること。(出典:デジタル大辞泉)

気楽の意味②「物事にこだわらないで、のんきなさま。」

「気楽」の2つ目の意味は「物事にこだわらないで、のんきなさま。」です。

「気楽な人」で「細かいことにこだわらない人」というような意味になります。
良い意味で使われることの多い言葉ですが、「お気楽な~」のように良くないイメージで使われることもあります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ そして死ぬさえ忘れたかのように気楽にそれからしばらく生きていた。
(出典:志賀直哉『城の崎にて・小僧の神様』)

・その場の雰囲気に任せて、気楽に相手をしてしまったのがいけなかった。
(出典:福井晴敏『∀ガンダム(上)』)

・ そばにきちんと坐っていられたのでは、気楽に用を足すことができない。
(出典:稲垣史生『考証[大奥]』)

・それも椅子の背に顎をのせるような気楽な態度は決して取りはしない。
(出典:深田祐介『炎熱商人(上)』)

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類語

楽観的(らっかんてき)
意味:物事をうまくゆくものと考えて心配しないさま。(出典:デジタル大辞泉)

呑気(のんき)
意味:性格や気分がのんびりとしていること。こせこせしないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

のうのう
意味:気分がゆったりしているさま。心配がなくのんびりしているさま。(出典:大辞林 第三版)

楽ちん(らくちん)
意味:(幼児語で)楽であること。楽で気持ちがよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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