気勢
「気勢を上げる」などのように使う「気勢」という言葉。
「気勢」は、音読みで「きせい」と読みます。
「気勢」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「気勢」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
気勢の意味
「気勢」には次の意味があります。
・何かをしようと意気込んでいる気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
「気勢」をわかりやすく言うと、「何かをしてやるぞ!」と意気込んでいる様子や、盛んな意気という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それを見たひとりの水兵が、気勢をあげながら、勇敢にも切りこんできた。
(出典:水野良『ロードス島戦記 6 ロードスの聖騎士(上)』)
・命をもかえりみない大胆な行動により、すでにして気勢はそがれていた。
(出典:流星香『プラパ・ゼータ 3 平行神話』)
・気勢が上がらないのは、ゆきに急所を叩きつぶされたせいかもしれない。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター10 エイリアン魔神国 上』)
・その気勢は激しくて、僕がこれから地元へ相談に行くつもりだったと言う隙もなかった。
(出典:田久保英夫『深い河』)
・やつらはまた待ちくたびれさせてこちらの気勢をたわませるつもりでいるのだな。
(出典:海音寺潮五郎『平将門 中巻』)
類語
・情熱(じょうねつ)
意味:ある物事に向かって気持ちが燃え立つこと。また、その気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
・興奮(こうふん)
意味:感情が高ぶること。(出典:デジタル大辞泉)
・高ぶり(たかぶり)
意味:高ぶること。興奮すること。(出典:デジタル大辞泉)
・意気込み(いきごみ)
意味:さあやろうと勢いこんだ気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
・精力(せいりょく)
意味:心身の活動力。心身を働かせるもととなる力。(出典:精選版 日本国語大辞典)