残留
「チームに残留する」などのように使う「残留」という言葉。
「残留」は、音読みで「ざんりゅう」と読みます。
「残留」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「残留」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
残留の意味
「残留」には次の意味があります。
・残りとどまること。なくならずに残っていること。(出典:デジタル大辞泉)
「残留」をわかりやすく言うと「その場所に残ること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・三台のトラックと残留隊員をその場に残して、六台の車は砂浜を離れた。
(出典:眉村卓『不定期エスパー2』)
・そして、もしそのために階級を下げられても、残留するつもりだった!
(出典:E・E・スミス『レンズマン・シリーズ(全7巻) 4 レンズの子ら』)
・残留している霊は、最初の事件で亡くなった高野紅美さんだと思われます。
(出典:今野敏『心霊特捜』)
・私たちの食物に化学薬品の残留物がついているのではないだろうか。
(出典:カーソン/青樹簗一訳『沈黙の春』)
・軋むような痛みは残留しているものの、傷自体はそう深いものではなかったらしい。
(出典:奈須きのこ『月姫 琥珀』)
類語
・残存(ざんぞん)
意味:なくならないで残っていること。同類の多くがなくなったあとも、なお残っていること。(出典:デジタル大辞泉)
・名残(なごり)
意味:ある事柄が過ぎ去ったあとに、なおその気配や影響が残っていること。また、その気配や影響。余波よは。(出典:デジタル大辞泉)
・残品(ざんぴん)
意味:残りの物。売れ残りの品物。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・残務(ざんむ)
意味:残りの事務。まだ処理し終わらない事務。未処理の仕事。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・残余(ざんよ)
意味:のこり。あまり。(出典:デジタル大辞泉)