武装
「論理武装」などのように使う「武装」という言葉。
「武装」は、音読みで「ぶそう」と読みます。
「武装」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「武装」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
武装の意味
「武装」には次の意味があります。
・戦闘のための装備をつけること。また、その装備。(出典:デジタル大辞泉)
「武装」という言葉をわかりやすく言うと、「争いに勝つために装備を固めること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私は武装した男たちをたくさん連れてこの最後の壁の下に行っています。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(下)』)
・その一団のうちの二人が、武装していないのにわたしは気がつきました。
(出典:クイーン/田村隆一訳『Zの悲劇』)
・それに、柵のところにやってきたのは武装した男たちの別の一人だった。
(出典:ニーヴン,パーネル『悪魔のハンマー〔下〕』)
・その中の主人公が、どんな武装をしてあなたを追いかけるか知れません。
(出典:岡本かの子『春』)
・彼はまた美しい武装の騎士ペルシヴェルのように泉の水を飲んだのだ。
(出典:チョーサー/西脇順三郎訳『カンタベリ物語(下)』)
類語
・軍装(ぐんそう)
意味:戦闘用の武装をすること。また、その装備。(出典:デジタル大辞泉)
・装備(そうび)
意味:必要な機器などを取り付けること。戦闘・登山など特定の目的に応じた用具をそろえたり身につけたりすること。また、その機器や用具。(出典:デジタル大辞泉)
・完備(かんび)
意味:必要なものが完全に備わっていること。また、完全に備えること。(出典:デジタル大辞泉)
・装甲(そうこう)
意味:甲をつけて武装すること。(出典:デジタル大辞泉)
・着装(ちゃくそう)
意味:軍隊で、爆弾を飛行機の機体などにとりつけること。(出典:デジタル大辞泉)