汚損
「正式な手続き」などのように使う「正式」という言葉。
「正式」は、音読みで「せいしき」と読みます。
「正式」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「正式」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
正式の意味
「正式」には次の意味があります。
・定められた正しい方式や、簡略化しない本来の形式に従っていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
簡略でなく、本式と認められた正当な方法・手続きであることを意味します。
「正式」の反対語は「略式(りゃくしき)」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・事件を表沙汰にするには正式に告発しなけりゃあいかんな。
(出典:アレクサンドル・デュマ/鈴木豊訳『赤い館の騎士(中)』)
・いつの時代になっても、正式な命令書は紙に印刷された文書で手渡される。
(出典:今野敏『宇宙海兵隊ギガース1』)
・そこは行政官宮殿と呼ばれていますが、正式の名前は議長公邸なのです。
(出典:ハインライン『愛に時間を1』)
・領主同士の関係も良好で、近いうちに正式に同盟を結ぶという噂もある。
(出典:九里史生『SAO-Web-2』)
・母との正式の結婚のことについても家ではまだ一度も言いだされなかった。
(出典:ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(下)』)
類語
・公式(こうしき)
意味:おおやけに決められた形式にのっとって物事を行なうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・公認(こうにん)
意味:おおやけに認めること。(出典:デジタル大辞泉)
・本物(ほんもの)
意味:せかけでなく実質を備えていること。本格的であること。(出典: デジタル大辞泉 )
・本格(ほんかく)
意味:根本の格式、法則。もとからの正しい方式。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・フォーマル
意味:正式であるさま。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )