横臥
「ベッドに横臥している」などのように使う「横臥」という言葉。
「横臥」は、音読みで「おうが」と読みます。
「横臥」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「横臥」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
横臥の意味
「横臥」には次の意味があります。
・横向きに寝ること。また、身体を横たえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「ベッドに横臥している」は「ベッドに横向きに寝ている」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・身体の右側を下にし、壁に向って、半ば脚を折り曲げた姿で横臥していた。
(出典:ベルグ/行方未知訳『イマージュ』)
・午後も家にいた日は横臥すれば六度五六分、眠れば三四分ときまっている。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(一)』)
・漸くにして小屋に帰りて直に横臥して言語する事も出来ざるに至れり。
(出典:関寛『関牧塲創業記事』)
・どちらかが右向きに横臥すると、もう一方もそれに合わせて右を向く。
(出典:砂川しげひさ『コテン氏の音楽帖』)
・底知れぬ深淵が横臥したような、黒い森は、いつ果てるとも知れなかった。
(出典:赤川次郎『黒い森の記憶』)
類語
・寝る(ねる)
意味:からだを横たえる。また、そのような状態で休む。(出典:デジタル大辞泉)
・臥す(ふす)
意味:横になる。寝る。また、病気などで寝こむ。ふせる。(出典:デジタル大辞泉)
・横たわる(よこたわる)
意味:横になる。横に寝る。(出典:デジタル大辞泉)
・寝転ぶ(ねころぶ)
意味:ごろりとからだを横にする。むぞうさに横になる。ねころがる。(出典:デジタル大辞泉)
・安臥(あんが)
意味:楽な姿勢で横になること。静かに横になっていること。(出典:精選版 日本国語大辞典)