構想
「物語の構想を練る」などのように使う「構想」という言葉。
「構想」は、音読みで「こうそう」と読みます。
「構想」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「構想」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
構想の意味
「構想」には次の意味があります。
・これからしようとする物事について、その内容・規模・実現方法などを考えて、骨組みをまとめること。また、その考え。(出典:デジタル大辞泉)
「構想」とはつまり、「何かをしようとする時に、考えを組み立ててまとめること」という意味です。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・かれには社会的な構想も政治的な構想も具象的になったことはなかった。
(出典:吉本隆明『悲劇の解読』)
・それがなければ本書の構想はあるいは生まれてこなかったかもしれない。
(出典:張競『恋の中国文明史』)
・ホンダの第二販売網構想は、自然の流れであり一石何鳥かの効果がある。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(下)』)
・これほど大それた構想を持つ者も、人類社会にふたりとはいないであろう。
(出典:田中芳樹『タイタニア1-疾風篇』)
・彼が古着屋のチェーン展開を構想しながら居候していた時のことだった。
(出典:有栖川有栖『朱色の研究』)
類語
・計画(けいかく)
意味:ある事を行うために、あらかじめ方法や順序などを考えること。また、その考えの内容。もくろみ。(出典:デジタル大辞泉)
・プランニング
意味:計画や企画を立案すること。(出典:デジタル大辞泉)
・画策(かくさく)
意味:はかりごとをめぐらすこと。計画を立てること。もくろみ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・着想(ちゃくそう)
意味:ある物事を遂行するための工夫や考え。思いつき。アイデア。(出典:デジタル大辞泉)
・企図(きと)
意味:あることをくわだてること。また、その内容。もくろみ。(出典:デジタル大辞泉)