極力
「きょくりょく」と読みます。
「極力~」「~を極力」などとよく使われます。
「極力」は日常会話でよく使われる言葉ですが、どのような意味なのでしょう?
この記事では「極力」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
極力の意味
「極力」には次の意味があります。
・最大限の力を尽くすさま。できるだけ。精一杯。 (出典:大辞林 第三版)
わかりやすく言うと、努力や頑張りを表した言葉で、「ある目的のためにできる限り力を尽くす」というような意味になります。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・私は極力お客の顔を見ないようにして商品のバーコードを通していく。
(出典:山本文緒『プラナリア』)
・ もちろん、ぼくとお弓さんも、極力抵抗はしたが及ばなかったのである。
(出典:吉川英治『忘れ残りの記』)
・彼女は戦時中、あらゆる意味での日本軍への協力を極力避け通したとも語った。
(出典:ドウス昌代『東京ローズ』)
・フィールザール内の移動は、極力駅馬車を利用するようにと言われていた。
(出典:児玉ヒロキ『イット2』)
・もっとも、例によって彼らはそれを極力、面に現わさないようにしていたが。
(出典:バローズ『火星シリーズ01 火星のプリンセス』)
・彼女がその時間帯を指定したのは、死傷者が出るのを極力避けるためだった。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!01 戦うボーイ・ミーツ・ガール』)