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棚ぼたとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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棚ぼた

「棚ぼた式の成功を得る」などのように使う「棚ぼた」という言葉。

「棚ぼた」は「棚から牡丹餅」の略語です。

「棚ぼた」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「棚ぼた」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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棚ぼたの意味

「棚ぼた」には次の意味があります。

思いもかけない幸運。労せずに幸運を得ることのたとえ。僥倖(ぎょうこう)。たなぼた。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「棚ぼた」とはつまり、「まるで棚から牡丹餅が落ちてくるかのように、思いがけずラッキーが舞い降りること」という意味です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・何ひとつとして、運が良くて手に入ったものや、棚ぼた式で手に入れたものはない。
(出典:森瑤子『非常識の美学』)

棚ぼたで電池を得られる機会を、一度ならず、二度までも棒に振ってしまったのだから。
(出典:貴志祐介『クリムゾンの迷宮』)

・それだけに、なおさら、万一の棚ボタを願う気持も強くなってきていた。
(出典:西村京太郎『消えたエース』)

・日本はセンチメンタルに棚ぼたにとびついたものと見られても致し方あるまい。
(出典:豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(下)』)

・そのため、政権が交替し、石田は、棚ぼた式に、大臣の椅子を、手に入れたのである。
(出典:西村京太郎『日本のエーゲ海、日本の死』)

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類語

拾い物(ひろいもの)
意味:思いがけない幸運。予期せぬもうけもの。(出典:デジタル大辞泉)

目っけ物(めっけもの)
意味:思いがけなく見つけたもの。掘り出し物。(出典:デジタル大辞泉)

怪我の功名(けがのこうみょう)
意味:過失と思われたこと、なにげなしにやった事が、意外によい結果になること。(出典:デジタル大辞泉)

瓢箪から駒が出る(ひょうたんからこまがでる)
意味:意外な所から意外な物が出ること。ふざけて言ったことが実現することのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

ビギナーズラック
意味:賭けごとなどで、初めてする人が往々にしてつかむ幸運。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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