根暗
「根暗な人」などのように使う「根暗」という言葉。
「根暗」は、訓読みで「ねくら」と読みます。
「根暗」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「根暗」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
根暗の意味
「根暗」には次の意味があります。
・人の性格が暗いこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「根暗」をわかりやすくいうと、元からの考え方や感情などが暗いという意味になります。暗い性格の人物や様子をあらわすこともある言葉です。「根明」の反対の意味をもちます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・人の多いところが苦手。性格は内気、根暗、人見知り。語彙が少なく、喋るのが苦手。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 10 囮物語』)
・ごめんだね、あんたらみたいな根暗そうな秘密部隊の隊長なんて!
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編』)
・では、根暗グループの女子たちはどのような反応を示していただろう。
(出典:大槻ケンヂ『グミ・チョコレート・パイン チョコ編』)
・根暗でスポーツもできないので友達なんてできません。
(出典:乙一『死にぞこないの青』)
・ひょっとして、根暗なソロプレイヤーとして憐あわれまれているのだろうか。
(出典:川原礫『ソードアート・オンライン 第1巻』)
類語
・陰気(いんき)
意味:気分・雰囲気・天候などが、晴れ晴れしないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・陰気臭い(いんきくさい)
意味:陰気な感じがする。(出典:デジタル大辞泉)
・陰性(いんせい)
意味: 消極的で、陰気なこと。内にこもっている感じであること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・コミュニケーション障害(こみゅにけーしょんしょうがい)
意味:俗に、人づきあいを避けたり、他人に無関心であったりすること。また、そのような人。コミュ障。(出典:デジタル大辞泉)
・しんねりむっつり
意味:はきはきせず、無口で煮えきらない陰性な性質。また、そういう人。(出典:精選版 日本国語大辞典)