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校正とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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校正

「校正ミス」などのように使う「校正」という言葉。

「校正」は、音読みで「こうせい」と読みます。

「校正」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「校正」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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校正の意味

「校正」には次の二つの意味があります。

1 文字、文章をくらべあわせ、誤りを正すこと。きょうせい。校合(きょうごう)。
2 印刷物を印刷する前の過程で校正刷りを原稿に照らし合わせて、誤りを正すこと。また、「校正刷(こうせいずり)」の略。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

校正の意味①「文字、文章をくらべあわせ、誤りを正すこと。きょうせい。校合(きょうごう)」

「校正」の一つ目の意味は「文字、文章をくらべあわせ、誤りを正すこと。きょうせい。校合(きょうごう)」です。

この「校正」は作成した原稿等に「誤字」「脱字」等がないか確認することを意味します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・つまり校正が終わらないと、最終的なページ数は把握できないわけです。
(出典:秋田禎信『エンジェル・ハウリング 第3巻』)

・さすがにここまで校正の手が入った作品もないかと思います。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 24 仮面のアクトレス』)

・おそらく前後七、八回から十回ぐらいの校正は経ているものと思う。
(出典:吉川英治『随筆 新平家』)

・なかなか校正を廻してくれないので、十六日に立つのにまに合わない。
(出典:宮本百合子『日記』)

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類語

・訂正(ていせい)
意味:誤りを正しくなおすこと。ことばや文章の誤りをただし改めること。
(出典:精選版 日本国語大辞典)

・リライト
意味:文章に手を入れて書き直すこと。また、その書き直したもの。
(出典:精選版 日本国語大辞典)

・校閲(こうえつ)
意味:特に、原稿、印刷物などを調べ、誤りや不備な点を正すこと。
(出典:精選版 日本語大辞典)

・加筆(かひつ)
意味:文章などを部分的に直したり、書き加えたりすること。(出典:デジタル大辞泉)

校正の意味②「印刷物を印刷する前の過程で校正刷りを原稿に照らし合わせて、誤りを正すこと。また、「校正刷(こうせいずり)」の略」

「校正」の二つ目の意味は「印刷物を印刷する前の過程で校正刷りを原稿に照らし合わせて、誤りを正すこと。また、「校正刷(こうせいずり)」の略」です。

この「校正」は主に出版する際に事前に仮刷りをし「色彩や体裁に不備がないか確認する作業のこと」を指します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

校正刷りが巻いてあったのなら、おそらく何かわからなかったはずです。
(出典:ドイル・アーサー・コナン『三枚の学生』)

・青塚は前に新聞社に勤めた経験を生かし、印刷工場の校正係に職を得た。
(出典:松本清張『火と汐』)

・明日から全員が出張校正で印刷工場に詰める、という切迫した夜である。
(出典:鮎川哲也『朱の絶筆』)

・この短編集の校正刷りに目を通していて、僕は、ふと、そう思ったのだ。
(出典:喜多嶋隆『水平線ストーリー』)

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類語

・較正(こうせい)
意味:比べて正すこと。照合して、あやまりを正すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・調整(ちょうせい)
意味:ある基準に合わせて正しく整えること。(出典:デジタル大辞泉)

・整合(せいごう)
意味:ずれや矛盾がなく、前後・上下などがそろうこと。また、そろえること。
(出典:デジタル大辞泉)

・補整(ほせい)
意味:足りないところを補って整えること。(出典:デジタル大辞泉)

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