査定
「車を査定する」などのように使う「査定」という言葉。
「査定」は、音読みで「さてい」と読みます。
「査定」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「査定」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
査定の意味
「査定」には次の意味があります。
・金額・等級・合否などを調査したうえで決定すること。(出典:デジタル大辞泉)
「査定」は「調べて決める」という意味で、採用や評価や物品の売買をする時など、ビジネスシーンで使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これからおれはこいつに勤務状態を査定されるわけか。
(出典:伊島りすと『ジュリエット』)
・近いうちに古物商が下取りの査定にくるからなのだろうか。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!03』)
・おまえの査定なんか俺の腹ひとつなんだぞ。
(出典:柴田よしき『ラスト・レース 1986冬物語』)
・本の査定を頼んだまま、その奇妙な男は忽然と消えてしまったのだ。
(出典:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 2 〜栞子さんと謎めく日常〜』)
・ちょうどその頃、僕は今社長をつとめている海上保険の査定係をやっていた。
(出典:モーパッサン/新庄嘉章訳『-ある女の告白』)
類語
・鑑定(かんてい)
意味:書画・骨董(こっとう)・刀剣・資料などの真贋・良否などを判定すること。目利き。(出典:デジタル大辞泉)
・評価(ひょうか)
意味:①物の善悪・美醜などを考え、価値を定めること。 ②品物の値段を定めること。また、その値段。(出典:大辞林 第三版)
・考査(こうさ)
意味: いろいろ考えて調べること。(出典:デジタル大辞泉)
・調査(ちょうさ)
意味:物事の実態・動向などを明確にするために調べること。(出典:デジタル大辞泉)
・アセスメント(あせすめんと)
意味:評価。査定。開発が環境に及ぼす影響の程度や範囲について、事前に予測・評価することなどにいう。(出典:大辞林 第三版)