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杳としてとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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杳として

「杳として行方がわからない」などのように使う「杳として」という言葉。

「杳として」は、音読みで「ようとして」と読みます。

「杳として」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「杳として」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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杳としての意味

「杳として」には次の意味があります。

暗くてよくわからないさま。また、事情などがはっきりしないさま。(出典:デジタル大辞泉)

「杳」という漢字には、「はるかに遠いさま。奥深く暗いさま。」の意味があります。
連語で「杳として」と使う場合は、「薄暗く、不明瞭なさま」として使われることが多いです。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・警察でも躍起となって捜索していたが、杳としてその消息はわからない。
(出典:横溝正史『花髑髏』)

杳として、武蔵の姿は、十一日の夜から行き先が知れないのであった。
(出典:吉川英治『宮本武蔵』)

・父親の実家から捜索願いが出されたが、行方は杳として知れなかった。
(出典:永沢光雄『AV女優(上)』)

・だがもう外は暗い夜で二人の影はどこへ行ったのやら、既に杳として消え失せていた。
(出典:金史良『天馬』)

・この事実が事件とどういう関与を持つのかは杳として謎のままだった。
(出典:ダイン/坂下昇訳『グリーン家殺人事件(下)』)

類語

薄暗い(うすぐらい)
意味:ほのかに暗い。(出典:デジタル大辞泉)

杳杳(ようよう)
意味:暗くはっきりしないさま。また、遠くかすかなさま。(出典:デジタル大辞泉)

ぼやっと
意味:物の形や色などがぼやけて見えるさま。ぼんやり。(出典:デジタル大辞泉)

薄薄(うすうす)
意味:はっきりとではなく、いくらか意識されるさま。(出典:デジタル大辞泉)

不鮮明(ふせんめい)
意味:はっきりしないこと。(出典:デジタル大辞泉)

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