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机上の空論とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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机上の空論

「机上の空論でしかない」などのように使う「机上の空論」という言葉。

「机上の空論」は、音読みで「きじょうのくうろん」と読みます。

「机上の空論」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「机上の空論」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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机上の空論の意味

「机上の空論」には次の意味があります。

机の上の考えだけで、実際には合わない意見。実際には役に立たない考え。(出典:精選版 日本国語大辞典)

頭の中だけで考えたものであり、理屈は通るが現実には役に立たない考えを「机上の空論」と言います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

机上の空論でなく、実行可能な方法で考えるのも我々の仕事です。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 7 皆殺し編』)

・たしかにそれは正論だったが、現実に即していない机上の空論でもあった。
(出典:井上祐美子『五王戦国志6 風旗篇』)

・これは決して一握りの机上の空論家の反対には止まらなかったのである。
(出典:戸坂潤『世界の一環としての日本』)

・そうなると、夜水を飲まないというのが、机上の空論みたいに思えてきた。
(出典:赤瀬川原平『優柔不断術』)

・耳が聞こえなくなったベエトオヴェンには純粋音楽論など机上の空論であった。
(出典:小林秀雄『モオツァルト』)

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類語

絵に描いた餅(えにかいたもち)
意味:実物・本物でなければ何の値打ちもないこと。(出典:デジタル大辞泉)

砂上の楼閣(さじょうのろうかく)
意味:見かけはりっぱであるが、基礎がしっかりしていないために長く維持できない物事のたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

取らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
意味:手に入るかどうかわからないものを当てにして計画を立てることのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

画餅に帰す(がべいにきす)
意味:考えたり計画したりしたことが、実際の役に立たず無駄になる。(出典:デジタル大辞泉)

素引きの精兵(すびきのせいびょう)
意味:理論には強いが、実戦には役に立たない者。(出典:デジタル大辞泉)

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