本腰
「本腰を入れて取り組む」などのように使う「本腰」という言葉。
「本腰」は、音読みで「ほんごし」と読みます。
「本腰」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「本腰」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
本腰の意味
「本腰」には次の意味があります。
・物事を本気でしようとする姿勢。真剣な気構え。(出典:デジタル大辞泉)
「本腰」という言葉をわかりやすく言うと、「本気になる」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・本腰入れて指名を取るようになれば収入なんてもっと上がるんだぜ。
(出典:奥田英朗『ララピポ』)
・さらに松本には、農業の手習いにも本腰を入れてみたい気持ちがあった。
(出典:富田倫生『パソコン創世記』)
・海軍が航空部隊の育成に本腰を入れ始めたのも、そのころである。
(出典:中川靖造『海軍技術研究所』)
・ことに、なんとしてでも手に入れようと、本腰をいれてかかった場合はね。
(出典:ベントリー/宇野利泰訳『トレント最後の事件』)
・なぜその前に本腰を入れて、わが子を探そうという気にならなかったんだ。
(出典:高木彬光『顔のない女』)
・警察の方でも保護対家だって網張ってるけど、まだ本腰になってない。
(出典:奈須きのこ『DDD JtheE』)
・だけど似たような事件が多いからな、なかなか本腰を据えて調べちゃくれない。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
・で、そういうことならとあたしも本腰あげて相手を調べにかかりました。
(出典:上坂冬子『おんなの一人旅』)