望外
「望外の幸せ」などのように使う「望外」という言葉。
「望外」は、音読みで「ぼうがい」と読みます。
「望外」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「望外」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
望外の意味
「望外」には次の意味があります。
・望んでいた以上によい結果であること。また、そのさま。思いのほか。(出典:デジタル大辞泉)
「望外の○○」と使うことが多いですが、「望外な○○」と使うこともあります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼女と同じクラスになれたのは望外の幸せだった。
(出典:竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第1巻』)
・それを渡すと、少年は望外の喜びに出会ったように目を見開き、うなずいた。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料VI』)
・結果からするならば望外の成功だったといえる。
(出典:山口瞳『人殺し(下)』)
・望外な成功だと、関羽はいった。
(出典:吉川英治『三国志』)
・この書の中から、そうしたかすかな涼風でも、読みとられる所があれば、私は、望外なしあわせである。
(出典:吉川英治『随筆 宮本武蔵』)
類語
・意外(いがい)
意味:考えていた状態と非常に違っていること。(出典:デジタル大辞泉)
・思いがけない(おもいがけない)
意味:思ってもみない(出典:デジタル大辞泉)
・慮外(りょがい)
意味:思いがけないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・意表(いひょう)
意味:全く考えていなかったこと(出典:デジタル大辞泉)