服装
「質素な服装」などのように使う「服装」という言葉。
「服装」は、音読みで「ふくそう」と読みます。
「服装」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「服装」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
服装の意味
「服装」には次の意味があります。
・衣服およびその装飾品などをつけたよそおい。みなり。服飾。また、衣服を身につけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
衣服などの装いを指して使用します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・パリあたりから来ているらしい派手な服装をした女が散歩していました。
(出典:寺田寅彦『先生への通信』)
・同じ服装の三人の長マントの男が、すぐ自分の後に立っていたのだから。
(出典:海野十三『火星兵団』)
・何のために余と同じ服装をして、こうして江戸の町を彷徨しておるのか。
(出典:林不忘『煩悩秘文書』)
・今の私には、それがどうもその頃の芸者の服装だったようにも思われる。
(出典:堀辰雄『花を持てる女』)
・百姓弥之助はこの農業生活に入るにつれて服装の上で不便を感じ出した。
(出典:中里介山『百姓弥之助の話』)
類語
・身形(みなり)
意味:衣服を身にまとった姿。また、頭髪やよそおいの様子。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・装い(よそい)
意味:身なりを整えたり、身を飾ったりすること。また、その装束や装飾。(出典:デジタル大辞泉)
・恰好(かっこう)
意味:外から見た事物の形。姿。また、身なり。(出典:デジタル大辞)
・服飾(ふくしょく)
意味:衣服とその装飾品。また、衣服のかざり。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・コスチューム(costume)
意味:ある時代・民族・地方などに特有の服装。髪形・付属品なども含めていう。(出典:デジタル大辞泉)