朋輩
「私の朋輩」などのように使う「朋輩」という言葉。
「朋輩」は、音読みで「ほうばい」と読みます。
「朋輩」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「朋輩」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
朋輩の意味
「朋輩」には次の意味があります。
・同じ会社に勤めたり、同じ主人に仕えたり、同じ先生についたりしている仲間。(出典:難読語辞典)
「朋輩」をわかりやすく言うと「仲間や友人や同僚」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それは同時に朋輩として萩原朔太郎を知るようになつたことでもあつた。
(出典:中野重治『室生犀星』)
・朋輩の女もすぐに眼をつける、出入りの客や地廻り連も黙ってはいない。
(出典:岡本綺堂『三浦老人昔話』)
・先輩ではあっても朋輩にすぎないが、家康は信長の弟分にあたる同盟者だ。
(出典:海音寺潮五郎『新太閤記(四)』)
・あまりに急な、しかも尋常でない朋輩の死に女たちは嗚咽する者もあった。
(出典:松本泰『宝石の序曲』)
・百代子の学校朋輩に高木秋子という女のある事は前から承知していた。
(出典:夏目漱石『彼岸過迄』)
類語
・同僚(どうりょう)
意味:職場が同じである人。また、地位・役目が同じである人。(出典:デジタル大辞泉)
・会友(かいゆう)
意味:同じ会に入っている友人。(出典:デジタル大辞泉)
・同志(どうし)
意味:こころざしや主義・主張を同じくすること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)
・同輩(どうはい)
意味:地位・年齢・身分などが同じくらいの人。(出典:デジタル大辞泉)
・僚友(りょうゆう)
意味:同じ職場の友。仕事仲間。(出典:デジタル大辞泉)