有志
「有志を募る」などのように使う「有志」という言葉。
「有志」は、音読みで「ゆうし」と読みます。
「有志」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「有志」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
有志の意味
「有志」には次の意味があります。
・ ある物事に関心をもち、かかわろうとする意志のあること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)
強制的ではなく、何かの目的で自主的に参加する心持ちやその人物を意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・根岸は地域の有志に呼びかけて結成した戦争資料保存会の会長である。
(出典:森村誠一『棟居刑事の憤怒』)
・もはや有志を集めようにも、その所在を掴むことができなくなったのです。
(出典:小野不由美『十二国記 09 黄昏の岸 暁の天』)
・劇団といっても、これは町の有志が趣味でやっている劇団なのである。
(出典:東海林さだお『ショージ君のぐうたら旅行』)
・サッカー好きの有志が参加してチームに分かれ試合をする。
(出典:和田はつ子『虫送り』)
・ちなみに明日の夜は俺の送別会を有志でやってくれるという。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 2』)
類語
・ボランティア
意味:自主的に社会事業などに参加し、無償の奉仕活動をする人。(出典:デジタル大辞泉)
・慈善家(じぜんか)
意味: 進んで慈善の行為をする人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・有志者(ゆうししゃ)
意味:有志の人。有志家。(出典:デジタル大辞泉)
・志願者(しがんしゃ)
意味:ある事を望み、願い出る人。(出典:デジタル大辞泉)