最大限
「最大限に活かす」などのように使う「最大限」という言葉。
「最大限」は、音読みで「さいだいげん」と読みます。
「最大限」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「最大限」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
最大限の意味
「最大限」には次の意味があります。
・ある範囲内でもっとも大きいこと。(出典:デジタル大辞泉)
「限」は「範囲を定める」という意味を持つ漢字です。
「最大限」は「その範囲で最大」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・まだ航空機が、人間の精神や肉体の力を最大限に必要とした時代である。
(出典:池波正太郎『おおげさがきらい (池波正太郎未刊行エッセイ集1)』)
・それからおれが最大限の理解と絶望に達したその瞬間に引き金を引いた。
(出典:ハーラン・エリスン『ステンレス・スチール・ラット シリーズ(全5巻) 1
ステンレス・スチール・ラット』)
・しかし、今回のように大きく動きが鈍い的なら最大限の効果を発揮する。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 7 横浜騒乱編 <下>』)
・おそらく姐さんが口にすることを許された最大限の言葉だったに違いない。
(出典:家田荘子『極道の妻たち』)
・彼女としては最大限のサービス精神を発揮しているつもりなのだろう。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
類語
・最高(さいこう)
意味:物事の程度が特にいちじるしいこと。
(出典:デジタル大辞泉)
・極度(きょくど)
意味:物事の程度の限界のところ。
(出典:デジタル大辞泉)
・マキシマム(まきしまむ)
意味:ある範囲や条件のなかで最大であること。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・上限(じょうげん)
意味:上の方の限界。
(出典:デジタル大辞泉)
・極大(きょくだい)
意味:きわめて大きいこと。
(出典:デジタル大辞泉)