更地
「更地になる」などのように使う「更地」という言葉。
「更地」は、訓読みで「さらち」と読みます。
「更地」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「更地」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
更地の意味
「更地」には次の意味があります。
・手入れがされていない空き地。(出典:デジタル大辞泉)
「更地」には他にも「建物がなく、すぐにも建物を建てることのできる宅地や工業用地。(出典:デジタル大辞泉)」という意味があります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しばらく進むと、住宅街の中に建築前で更地になっているところがあった。
(出典:サタミシュウ『私の奴隷になりなさい』)
・家屋が解体され更地になるところも、梨央は棚尾に同行して見に行った。
(出典:平安寿子『くうねるところすむところ』)
・雪がやむのと同時に、工場跡地を更地にする工事がすこしずつ始まった。
(出典:桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』)
・例のバブルでここら辺はきれいに更地になってしまったんですがね。
(出典:牧野修『だからドロシー帰っておいで』)
・五日ぶりに訪れた塔池町は、見事なまでの更地になっていた。
(出典:姉小路祐『死の逆転 ―京都が危ない』)
類語
・空き地(あきち)
意味:建物が建っていなかったり、耕作を放棄したままほうっておかれたりしている土地。使われていない土地。(出典:デジタル大辞泉)
・空地(くうち)
意味:宅地や農地として利用していない土地。あき地。(出典:デジタル大辞泉)
・広場(ひろば)
意味:建物・樹木などがなく、広く開けた場所。ひろっぱ。(出典:デジタル大辞泉)
・広っぱ(ひろっぱ)
意味:広く開けた場所。(出典:デジタル大辞泉)
・空閑地(くうかんち)
意味:利用されずに放置されている土地。空き地。(出典:デジタル大辞泉)