暴露
「秘密を暴露する」などのように使う「暴露」という言葉。
「暴露」は、音読みで「ばくろ」と読みます。
「暴露」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「暴露」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
暴露の意味
「暴露」には次の意味があります。
・ むき出しにすること。特に、悪事・秘密などをあばいて明るみに出すこと。また、それらが明るみに出ること。(出典:デジタル大辞泉)
「暴露」は、漢字の通り「暴(あば)いて露(あら)わにすること」という意味の言葉で、特に「悪事や秘密などを暴いて露わにすること」という意味で使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして秘密を暴露したとたん、さとるは睡眠薬を飲んで眠ってしまった。
(出典:山本文緒『群青の夜の羽毛布』)
・今さら正体が暴露されるなどということが許されていいはずがない。
(出典:柄刀一『400年の遺言 死の庭園の死』)
・そんなことをされると、ますますみんなの知らない彼女の姿を暴露したくなった。
(出典:群ようこ『無印OL物語』)
・だが、警察が自らの過失を暴露するような再調査をするであろうか。
(出典:森村誠一『日蝕の断層』)
・そのうちにこの隠しマイクが、とんでもない事実を彼に暴露してしまった。
(出典:福永武彦『加田伶太郎全集』)
類語
・暴く(あばく)
意味:人が隠していること、気づかないでいることを探り出して公にする。(出典:デジタル大辞泉)
・明かす(あかす)
意味:隠されたものや秘密を明るみに出す。打ちあける。 (出典:大辞林 第三版)
・見抜く(みぬく)
意味:表れていない本質や真相を見とおす。 (出典:大辞林 第三版)
・摘出(てきしゅつ)
意味:悪事などをあばきだすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・露呈(ろてい)
意味:隠れていた事柄が表面に現れ出ること。(出典:デジタル大辞泉)