晩餐
「晩餐会」などのように使う「晩餐」という言葉。
「晩餐」は、音読みで「ばんさん」と読みます。
「晩餐」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「晩餐」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
晩餐の意味
「晩餐」には次の意味があります。
・ごちそうの出る夕食。また、客を招いてもてなす夕食。(出典:デジタル大辞泉)
「晩」は夕暮れと夜の間の時間帯のことを指し、「餐」は飲食物を意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その夜私が味方の人たちに囲まれて食べた晩餐の何と楽しかったことか。
(出典:スティーブンソン・ロバート・ルイス『宝島』)
・この舞踏場が作られた時代には晩餐のことなど心配する必要がなかった。
(出典:オースティン/ハーディング祥子訳『エマ(上)』)
・町でふんぞり返っている奴が何人その晩餐に来たかで客の偉さもわかる。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料V』)
・馬車はXまで迎えに出され、晩餐のときまでに到着の予定でありました。
(出典:オースティン/伊吹知勢訳『高慢と偏見(下)』)
・彼は芝居の食堂で晩餐の卓に着いたという大勢を眼先に想像して見た。
(出典:夏目漱石『明暗』)
類語
・夕飯(ゆうはん)
意味:夕方の御飯。ゆうげ。ゆうめし。夕食。ばんめし。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ディナー
意味:一日の中で、最も主となる食事。ふつう夕食をさす。(出典:デジタル大辞泉)
・晩食(ばんしょく)
意味:晩の食事。夕食。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・夕餉(ゆうげ)
意味:夕方の食事。夕食。夕飯。(出典:デジタル大辞泉)