日光
「日光に当たる」などのように使う「日光」という言葉。
「日光」は、音読みで「にっこう」と読みます。
「日光」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「日光」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
日光の意味
「日光」には次の意味があります。
・日の光。太陽の光線。(出典:デジタル大辞泉)
「日光」には、「太陽の光」という意味があります。
冒頭の「日光に当たる」は「太陽の光に当たる」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・すでに日光が射していましたが、家のものはまだ活動していませんでしたね。
(出典:ドイル・アーサー・コナン『悪魔の足』)
・現代の文化は人間に土と日光を軽蔑させるようにばかり仕向けている。
(出典:夢野久作『東京人の堕落時代』)
・それは当時の私には雲の間から洩れる一筋の日光のように思われた。
(出典:中谷宇吉郎『私の履歴書』)
・私は空気と日光とにひたされて自由よりほかのことは考えることができなかった。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『死刑囚最後の日』)
・南のガラス戸をすっかりあけていると、ベッドの上まで一杯の日光。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
・ある時は強烈な日光を斜めに受けて針のような葉が金色に輝いている。
(出典:寺田寅彦『芝刈り』)
・それにつれて濡れた砂が日光に曝されると片端から白く乾いて行った。
(出典:夢野久作『ドグラ・マグラ』)
・浅黒い肌の少年が、日光浴をしている私のもとへ、売りにきたのです。
(出典:原田宗典『旅の短篇集 春夏』)