施策
「売上向上施策」などのように使う「施策」という言葉。
「施策」は、音読みで「しさく」と読みます。
「施策」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「施策」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
施策の意味
「施策」には次の意味があります。
・政策・対策を立てて、それを実地に行うこと。政治などを行うに際して実地にとる策。(出典:デジタル大辞泉)
「売上向上施策」は「売上をアップさせるための対策として現場で行うこと」という意味になります。
「施策」は「実際に行うこと」という意味で使う場合と「計画」という意味で使う場合とがあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もうひとつ、三〇〇人以上は入場させないという新しい施策も進めることになりました。
(出典:田中康夫『ファディッシュ考現学』)
・広田内閣は、のちに重大な影響を与える二つの施策を行なった。
(出典:勝田龍夫『重臣たちの昭和史 上』)
・誤った判断にもとづいて作られた教育施策が功を奏するはずがない。
(出典:小浜逸郎『正しい大人化計画 ―若者が「難民」化する時代に』)
・その田中が大臣就任以来、関心を抱き続けた施策の一つは、資本市場の育成であった。
(出典:草野厚『証券恐慌――山一事件と日銀特融』)
・陰湿な監視が目的ではなく、構成員たちの立場から組織の姿を捉えるための施策である。
(出典:高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第16巻』)
類語
・実施(じっし)
意味:法律・計画などを実際に行うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・方策(ほうさく)
意味:はかりごと。手段。対策。(出典:大辞林 第三版)
・プラン
意味:計画。構想。案。(出典:デジタル大辞泉)
・手段(しゅだん)
意味:目的をとげるのに必要な方法。(出典:大辞林 第三版)
・企画(きかく)
意味:ある事を行うために計画をたてること。また、その計画。くわだて。(出典:デジタル大辞泉)