断交
「経済断交」などのように使う「断交」という言葉。
「断交」は、音読みで「だんこう」と読みます。
「断交」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「断交」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
断交の意味
「断交」には次の意味があります。
・交際をやめること。特に、国家間の交流を絶つこと。(出典:デジタル大辞泉)
「断交」をわかりやすく言うと「関係や交流をやめること。」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・当時、アメリカの上層部では、対日経済断交を叫んでいた人も出ていた。
(出典:豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(上)』)
・その結果採用されたのが、信長に対する断交策と、次の三道併進策であった。
(出典:池宮彰一郎『本能寺(下)』)
・それを不可だとしても、わが方から断交すべきではない。
(出典:古川薫『花冠の志士小説久坂玄瑞』)
・私にとって幸いだったこの一件によって、下鴨家と夷川家は事実上の断交状態に入り、そして今日に至る。
(出典:森見登美彦『有頂天家族』)
・チリは一九六四年以来キューバと断交していた。
(出典:三好徹『チェ・ゲバラ伝』)
類語
・絶縁(ぜつえん)
意味:関係を絶つこと。縁を絶ち切ること。(出典:デジタル大辞泉)
・絶好(ぜっこう)
意味:交際を絶つこと。(出典:デジタル大辞泉)
・断絶(だんぜつ)
意味:結びつきや関係が、切れること。(出典:デジタル大辞泉)
・義絶(ぎぜつ)
意味:親子・兄弟など、肉親との関係を絶つこと。(出典:デジタル大辞泉)
・離縁(りえん)
意味:夫婦や養親子の関係を絶つこと。(出典:デジタル大辞泉)