斬新
「斬新なデザイン」などのように使う「斬新」という言葉。
「斬新」は、音読みで「ざんしん」と読みます。
「斬新」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「斬新」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
斬新の意味
「斬新」には次の意味があります。
・発想が独自で、それまでに全く類のないさま。(出典:大辞林 第三版)
「斬新なデザイン」で「今までに見たことがないようなデザイン」という意味になります。
対義語が「陳腐」ですので、一般的には褒め言葉として使われます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これはなかなか斬新と言うべき、衝撃的なほど新しい考えだった。
(出典:荻原規子『西の善き魔女4 世界のかなたの森』)
・かれは、アイディアマンとしても、超時代的な斬新さをもっていたのである。
(出典:桑田忠親『斎藤道三』)
・当時の少年たちはこの斬新なフォルムに熱狂したものでございます。
(出典:東川篤哉『謎解きはディナーのあとで3』)
・確かに斬新かもしれませんけど、わたくしもちょっと、受け入れがたいです。
(出典:石崎幸二『日曜日の沈黙』)
・この方法は当時としてはきわめて斬新だったから、彼の好みにもよく合ったわけだ。
(出典:海音寺潮五郎『史談と史論(下)』)
類語
・新鮮(しんせん)
意味:従来のものとは異なって新しく魅力的なさま。(出典:大辞林 第三版)
・奇抜(きばつ)
意味:思いもよらないほど変わっている・こと(さま)。 (出典:大辞林 第三版)
・独特(どくとく)
意味:他にはなく、そのものだけにあってきわだっているさま。(出典:大辞林 第三版)
・独創的(どくそうてき)
意味:従来、類似のものがない、新しい着想が表われているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・目あたらしい(めあたらしい)
意味:初めて見るような感じである。(出典:大辞林 第三版)