文才
「あの人には文才がある」などのように使う「文才」という言葉。
「文才」は、訓読みで「ぶんさい」と読みます。
「文才」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「文才」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
文才の意味
「文才」には次の意味があります。
・文章を巧みに書く才能。文学的才能。もんざい。(出典:デジタル大辞泉)
「文才」をわかりやすく言うと「文章を上手に書く才能」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・実際に彼は、戦国の武将には珍しい本格的な文才詩才があったのである。
(出典:山田風太郎『叛旗兵』)
・かの女はラディゲの文才を認めて、好意的に自分の日記をみせたのです。
(出典:ラディゲ/江口清訳『肉体の悪魔』)
・文才がない私でもつい詩を書いてみたくなる光景だ。
(出典:言乃葉『出席番号32番 衛宮』)
・これが一四歳のときだから、その文才はおどろくべきものがある。
(出典:加藤秀俊『一年諸事雑記帳(下) 7月~12月』)
・あの連載が、君の文才によることは、私が一番よく認めている。
(出典:西村京太郎『赤い帆船』)
類語
・筆才(ひっさい)
意味:文章を作る才能。文才。(出典:デジタル大辞泉)
・文藻(ぶんそう)
意味:文章の才能。文才。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・詞藻(しそう)
意味:詩文に対する才能。(出典:デジタル大辞泉)
・詩才(しさい)
意味:詩歌を作る才能。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・腕前(うでまえ)
意味:巧みに物事をなしうる能力や技術。手並み。技量。うで。(出典:デジタル大辞泉)