整備
「車を整備する」などのように使う「整備」という言葉。
「整備」は、音読みで「せいび」と読みます。
「整備」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「整備」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
整備の意味
「整備」には次の意味があります。
・整えそなえること。すぐ役立つように、準備、装備、機能などを整えること。準備が整っていること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「整備」をわかりやすく言うと「すぐに使えるように準備し整えること」と言う意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・戦闘を傍観しているようで、頭の中は整備のことでいっぱいに違いない。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 3-5121小隊-決戦前夜』)
・通路に入った突入隊員たちを迎えたのは、整備用ロボットの群れだった。
(出典:古橋秀之『サムライ・レンズマン』)
・機械整備の腕はあるから、どこかほかの町でも仕事はあると思うんだ。
(出典:マッカラーズ/河野一郎訳『心は孤独な狩人』)
・若い整備員たちは、油に汚れた頬につたう涙をぬぐおうともしなかった。
(出典:掘越二郎『零戦 その誕生と栄光の記録』)
・二番機の輪止めが外され、輪止めを抱いたまま整備員が甲板にひれふす。
(出典:北杜夫『楡家の人びと (下)』)
類語
・保持(ほじ)
意味:保ちつづけること。持ちつづけること。(出典:デジタル大辞泉)
・保全(ほぜん)
意味:保護して安全であるようにすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・管理(かんり)
意味:ものの状態、性質などがかわらないよう、保ち続けること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・メンテナンス
意味:維持。保全。保守。管理。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・営繕(えいぜん)
意味:建築物などを造ることと直すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)