教諭
「指導教諭」などのように使う「教諭」という言葉。
「教諭」は、音読みで「きょうゆ」と読みます。
「教諭」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
教諭の意味
「教諭」には次の意味があります。
・教育職員免許法による普通免許状を有する、幼稚園、小・中・高等学校、中等教育学校、特別支援学校の正教員。旧制では、中等学校の正規の教員をいった。(出典:デジタル大辞泉)
「指導教諭」とは「指導にあたる(教育職員免許法による普通免許状を有する)正教員」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・現在の遠坂凛は臨時とはいえこの学園の中等部教諭という立場がある。
(出典:言乃葉『出席番号32番 衛宮』)
・そこに、大分の女学校をでた才媛がいて、東大出の中学教諭と結婚した。
(出典:和田利夫『昭和文芸院瑣末記』)
・「昔男ありけり」、と教諭が言ったとたん、数人の生徒の叫び声がした。
(出典:姫野カオルコ『昭和の犬』)
・誰もいない廊下を歩いて、一階の端にある英語教諭の準備室に行く。
(出典:奈須きのこ『空の境界 (下)』)
・日野原教諭がこちらを見ていたので、秀一は、授業に注意を戻した。
(出典:貴志祐介『青の炎』)
類語
・先生(せんせい)
意味:師として教える人。現代では、特に、教育にたずさわる人、学校教員をいう。また、自分が指導を受けている、あるいは受けた師。教師。師匠。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・師匠(ししょう)
意味:学問または武術・芸術の師。先生。(出典:デジタル大辞泉)
・師(し)
意味:学問や技芸などを人に教授する者。先生。師匠。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・教師(きょうし)
意味:学校などで、学業を教える人。学術、技芸などを教授する人。師匠。教員。先生。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・教職員(きょうしょくいん)
意味:教員および教育関係の仕事につく職員。教育職員。(出典:精選版 日本国語大辞典)