教育
「教育の賜物だ」などのように使う「教育」という言葉。
「教育」は、音読みで「きょういく」と読みます。
「教育」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「教育」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
教育の意味
「教育」には次の意味があります。
・人間の諸能力を引き出し育成すること。教授,陶冶(とうや),訓練,養育などのカテゴリーを含む。(出典:百科事典マイペディア)
つまり、人の能力を引き出したり、それを伸ばすことを「教育」と言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・わたしの観るところによれば、彼は相当の教育を受けた人であるらしい。
(出典:ディケンズ・チャールズ『世界怪談名作集』)
・だから彼女の訓練と教育とはその目的に向つて導かれなければならない。
(出典:ゴールドマン・エマ『結婚と恋愛』)
・もっともこうしたことは戦後の教育指導によっていくらかはよくなって来た。
(出典:下村湖人『青年の思索のために』)
・だから人間の場合教育を受けぬよりは受けた方がましだとは言えます。
(出典:北大路魯山人『私の作陶体験は先人をかく観る』)
・これは何も現代の教育の欠陥ではなくて自分の非常識によるのであろう。
(出典:寺田寅彦『ねずみと猫』)
類語
・教授(きょうじゅ)
意味:教師が教材を媒介にして学習者に知識,技術を伝え,また諸能力や価値観を形成せしめる教育活動の形式。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・陶冶(とうや)
意味:もとは漢語で陶器や鋳物をつくりあげるという意味である。転じて、人間のもって生まれた素質や能力を理想的な姿にまで形成することをいう。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・訓練(くんれん)
意味:適当な身体運動的、知的、社会的技能を獲得させるためにプログラム化した活動で、教示、試行、点検などの操作が含まれる。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・養育(よういく)
意味:養い育てること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・諭す(さとす)
意味:目下の者に物事の道理をよくわかるように話し聞かせる。(出典:デジタル大辞泉)