改良
「改良の余地あり」などのように使う「改良」という言葉。
「改良」は、音読みで「かいりょう」と読みます。
「改良」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「改良」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
改良の意味
「改良」には次の意味があります。
・短所や欠点を改めて、よくすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「 改良 」をわかりやすく言うと「物事をより良くすること」という意味になります。
とてもよく似た言葉の「改善」は「悪いところを改めて、善くすること」という意味の言葉で、「改良」が機械や品物などについて使われるのに対して「改善」は生活や計画などについて使われます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・装置を改良し、いい音で鳴ったときの喜びはたとえようもない。
(出典:五味康祐『五味康祐オーディオ遍歴』)
・機械の改良を一地点に限定するのがいかに困難であるかは吾々の知るところである。
(出典:吉田秀夫『人口論』)・したがってファミリー企業の方々と一緒に改良を進めて行くつもりです。
(出典:佐藤正明『陽はまた昇る 映像メディアの世紀』)
・その方針で研究していますから、そのうち相当の改良を加えてみるつもりです。
(出典:中里介山『大菩薩峠』)
・荒廃した星でも生存可能であるように生態を大きく改良・強化されたもの。
(出典:奈須きのこ『Notes』)
類語
・矯正(きょうせい)
意味:欠点・悪習などを正常な状態に直すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・改修(かいしゅう)
意味:道路・建物などの悪い部分を直すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・刷新(さっしん)
意味:弊害を除き去って、全く新しいものにすること。(出典:デジタル大辞泉)
・改革(かいかく)
意味:従来の制度などを改めてよりよいものにすること。(出典:デジタル大辞泉)
・一新(いっしん)
意味:すっかり新しくすること。また、まったく新しくなること。(出典:デジタル大辞泉)