改定
「規定を改定する」などのように使う「改定」という言葉。
「改定」は、音読みで「かいてい」と読みます。
「改定」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「改定」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
改定の意味
「改定」には次の意味があります。
・法律・制度など以前のものを改めて新しく定めること。(出典:デジタル大辞泉)
以前に決められていたルールを見直して改めることを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・アメリカとしては条約を改定する意志などまったくないのである。
(出典:古川薫『桂小五郎(下)』)
・この改定作業をすすめたのは、対米六割反対の海軍強硬派であった。
(出典:半藤一利『聖断 天皇と鈴木貫太郎』)
・「安保改定問題はぜひ研究して下さい」と彼は教師みたいな口調で言った。
(出典:石川達三『充たされた生活』)
・結果は良好であり、早速に運用規則の改定と機体の改良が上申された。
(出典:今野敏『宇宙海兵隊ギガース2』)
・あるいは、イングランド教会法についてなにか改定されたのだ。
(出典:ストレイチー・リットン『エリザベスとエセックス』)
類語
・改削(かいさく)
意味:語句などをあらためたり除いたりして、文章を直すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・修正(しゅうせい)
意味:不十分・不適当と思われるところを改め直すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・改正(かいせい)
意味:不適当なところや、不備な点を改めること。主に、規則・規約・法令などについて使う。(出典:デジタル大辞泉)
・改訂(かいてい)
意味:法律や取り決めなどの一部を改めて正当な形に正すこと。改正。改定。(出典:デジタル大辞泉)
・改刪(かいさん)
意味:文章の字句を削ったり、直したりすること。改削(かいさく)。(出典:デジタル大辞泉)