携行
「携行品」などのように使う「携行」という言葉。
「携行」は、音読みで「けいこう」と読みます。
「携行」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「携行」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
携行の意味
「携行」には次の意味があります。
・身につけて持って行くこと。(出典:デジタル大辞泉)
「携」の字には「身につける」や「手に持つ」という意味があります。
「携行」は、漢字の通り「身につけて持って行く」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・全員ライトを携行して、中には手にバットや木刀を握っている者もいる。
(出典:森村誠一『棟居刑事の悪夢の塔』)
・自分たちの荷物に加えられるだけの小型楽器が携行できるだけだった。
(出典:ハインライン『宇宙の戦士』)
・ほとんどが武器を携行し、馬車で大量の物資を運んでいる者もいる。
(出典:小野不由美『十二国記 8 図南の翼 小野不由美』)
・携行の古シャツ等を逐次処分してこれにあてたがこれも限りあること。
(出典:米原万里『パンツの面目ふんどしの沽券』)
・はっきり見えるところに携行していないと、逮捕されることがよくあった。
(出典:ヘミングウェー/高村勝治訳『武器よさらば』)
類語
・携帯(けいたい)
意味:身につけたり、手に持ったりしていること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・持参(じさん)
意味:品物や金銭を持っていくこと。また、持ってくること。(出典:デジタル大辞泉)
・携持(けいじ)
意味:身につけて持つこと。携帯。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・帯する(たいする)
意味:身につける。特に、武器などを腰につける。おびる。(出典:デジタル大辞泉)
・携える(たずさえる)
意味:手にさげて、また、身につけて持つ。(出典:デジタル大辞泉)