損壊
「ビルが損壊する」などのように使う「損壊」という言葉。
「損壊」は、音読みで「そんかい」と読みます。
「損壊」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「損壊」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
損壊の意味
「損壊」には次の意味があります。
・こわれること。また、こわすこと。(出典:デジタル大辞泉)
「ビルが損壊する」は「ビルが壊れる」と言い換えることができます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・レセプターの損壊が招いた現象か、あるいは本来の機能が復活したのか。
(出典:福井晴敏『∀ガンダム(下)』)
・脳に作用する類の薬品を用いると、やはり魂は離脱前に損壊されてしまうのだ。
(出典:九里史生『SAO-Web-0402-第四章~第六章』)
・誰だって注目の的になって肉体損壊ショーをたのしめるほど腹は太くない。
(出典:石田衣良『池袋ウエストゲートパーク 第4巻 電子の星』)
・また、水中死体には水中生物が集まってきて、死体を損壊することがある。
(出典:上野正彦『死体は知っている』)
・異星船の機関が損壊して攻撃能力をなくした程度なら、救助は可能でしょう。
(出典:野尻抱介『太陽の簒奪者 (ハヤカワ文庫)』)
類語
・破損(はそん)
意味:壊れたり、傷ついたりすること。また、壊したり、傷つけたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・損傷(そんしょう)
意味:人や物などが損なわれ傷つくこと。また、損ない傷つけること。(出典:デジタル大辞泉)
・破壊(はかい)
意味:器物、建物、組織などをやぶりこわすこと。また、やぶれこわれること。はえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・破砕(はさい)
意味:粉々に砕けること。また、粉々に砕くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・全壊(ぜんかい)
意味:災害などで建物などがもとの形がわからないほどすっかりこわれること。(出典:デジタル大辞泉)