提言
「解決策を提言する」などのように使う「提言」という言葉。
「提言」は、音読みで「ていげん」と読みます。
「提言」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「提言」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
提言の意味
「提言」には次の意味があります。
・考え・意見を皆の前に示すこと。また、その考え・意見。(出典:大辞林 第三版)
「提言」をわかりやすく言うと「みんなの前で、自分の意見やアイデアを示すこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いまの自分の提言は、ほとんどきいていなかったらしい、と陽馬は気がついた。
(出典:山田風太郎『秘戯書争奪』)
・また、早くから終末期医療にも関心を持って、様々な提言を行っていた。
(出典:貴志祐介『天使の囀り』)
・わたしとしては一日か二日待ち、それから授業を再開するよう提言してみようと思う。
(出典:ロッデンベリイ『スター・トレック2/カーンの逆襲』)
・ここで経団連の「米問題に関する提言」なるものを読んでみましょう。
(出典:井上ひさし『コメの話』)
・前に言つたその座談會の席上で、或る人がまた次のやうなことを提言した。
(出典:萩原朔太郎『ローマ字論者への質疑』)
類語
・申し出る(もうしでる)
意味:意見・希望などを言って出る。(出典:大辞林 第三版)
・提案(ていあん)
意味:議案・考えなどを出すこと。また、その議案・考え。(出典:大辞林 第三版)
・直言(ちょくげん)
意味:思っていることを遠慮しないで相手にはっきりと言うこと。また、そのことば。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・建議(けんぎ)
意味:意見を申し立てること。また、その意見。(出典:デジタル大辞泉)
・プロポーザル
意味:計画。企画。また、提案。(出典:デジタル大辞泉)