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推移とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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推移

「事態の推移」などのように使う「推移」という言葉。

「推移」は、音読みで「すいい」と読みます。

「推移」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「推移」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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推移の意味

「推移」には次の二つの意味があります。

1 時がたつにつれて状態が変化すること。移り変わっていくこと。
2 時が経過すること。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

推移の意味①「時がたつにつれて状態が変化すること。移り変わっていくこと。」

「推移」の一つ目の意味は「時がたつにつれて状態が変化すること。移り変わっていくこと。」です。

「事態の推移」や「人口の推移」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・今は黙って事態の推移を見守るようにと教えていた。
(出典:宮部みゆき『模倣犯-上』)

・当時の戦闘機乗りは戦局の推移から見て、死をみんな覚悟していました。
(出典:御田重宝『特攻』)

・人口の推移はわずかな減少傾向だが、過疎というほどのことはない。
(出典:内田康夫『贄門島(にえもんじま)下』)

・リズムの動き方についてはそのとおりそのままの推移法を必要とする。
(出典:作者不詳『まざあ・ぐうす』)

・ブルジョア社会全般の構成の歴史的推移の結果に外ならない。
(出典:戸坂潤『技術の哲学』)

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推移の意味②「時が経過すること。」

「推移」の二つ目の意味は「時が経過すること。」です。

「時間の推移」などの場合はこの意味です。
この意味では単純に「時間が経過すること」という意味で使います。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・人は時計なくして、いかにして時間の推移を感覚するのであろうか。
(出典:山田風太郎『信玄忍法帖』)

・時間の推移に左右されない誠実な仕事にその運命を托すべきなのです。
(出典:柳宗悦『民芸四十年』)

・いつのまにとも覚えない時の推移とともにこうなっていた。
(出典:吉川英治『新書太閤記』)

・それを捉える手立ては時間的推移による追憶の他にはあるまい。
(出典:福永武彦『第五随筆集 書物の心』)

・その変化の時間的推移は、社会内部においてさまざまなヴァリエーションをもっている。
(出典:福井憲彦『時間と習俗の社会史 ―生きられたフランス近代へ』)

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