探究
「学問の探究」などのように使う「探究」という言葉。
「探究」は、音読みで「たんきゅう」と読みます。
「探究」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「探究」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
探究の意味
「探究」には次の意味があります。
・物事の意義・本質などをさぐって見きわめようとすること。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「物事の真の姿を探って見極めようとすること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・私は長いあいだこの謎の意味を探究してきました。
(出典:バルザック/菅野昭正訳『谷間のゆり(上)』)
・私の探究は、人の身では不可能な地点まで到着してしまった。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-4 朱い月』)
・このような方面にはまだたくさんの探究すべき問題が残っている。
(出典:寺田寅彦『蓄音機』)
・「いったいどんな顔でうつ伏しているのだろうか」という探究心である。
(出典:姫野カオルコ『ツ、イ、ラ、ク』)
・結局彼らの知的探究は中途半端に終るだろう。
(出典:小松左京『ゴルディアスの結び目』)
・イタリアでは自然の観察探究が国民全体によって歓迎された。
(出典:和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (前編)』)
・たぶんかれらも、それが科学的探究のためだったと理解してくれることだろう。
(出典:アーサー・C・クラーク『宇宙のランデヴー』)
・彼自身もこの一時間のうちに真理探究者の仲間にはいったような気がした。
(出典:ヘッセ/高橋健二訳『車輪の下』)