排他的
「排他的な態度」などのように使う「排他的」という言葉。
「排他的」は、音読みで「はいたてき」と読みます。
「排他的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「排他的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
排他的の意味
「排他的」には次の意味があります。
・排他の傾向があるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと「他者を受け入れず、排除する様子」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・同僚や学校に対する排他的な態度にもかかわらず、学生には人気があった。
(出典:斉藤茂太『「まさか」の人に起こる異常心理』)
・むろん、日本が排他的な国であることは、誰知らぬことのない事実であった。
(出典:三浦綾子『海嶺(下)』)
・私達の声が低くて排他的な人の声に押されていたことをおもうと私にも責任はある。
(出典:長部日出『鬼が来た 棟方志功伝(下)』)
・それは完全に固定したものであり、同時にいちじるしく排他的なものである。
(出典:永井隆『この子を残して』)
・この商店街の密集している雰囲気の中には、どこか排他的な感じが漂っていた。
(出典:宮部みゆき『レベル7』)
類語
・唯我独尊(ゆいがどくそん)
意味:自分一人が特別にすぐれているとうぬぼれること。(出典:デジタル大辞泉)
・面従腹背(めんじゅうふくはい)
意味: 表面では服従するように見せかけて、内心では反抗すること。 (出典:デジタル大辞泉)
・天狗(てんぐ)
意味:うぬぼれること。高慢なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・頭ごなし(あたまごなし)
意味:相手の言い分を聞かず、初めから一方的に押さえつけるような態度をとること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・居丈高(いたけだか)
意味:人に対して威圧的な態度をとるさま。(出典:デジタル大辞泉)