授乳
「授乳室」などのように使う「授乳」という言葉。
「授乳」は、音読みで「じゅにゅう」と読みます。
「授乳」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「授乳」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
授乳の意味
「授乳」には次の意味があります。
・ 乳児に乳を飲ませること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
母親が乳児に母乳を飲ませることの他、哺乳瓶で育児用ミルクを飲ませることも「授乳」と言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・母親としての人格を尊重して授乳中には護衛をつけないことになっていた。
(出典:エディングス『ベルガリアード物語5 勝負の終り』)
・どう好意的に解釈しても赤ん坊に授乳しているようにしか見えない秋葉。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-20 夢姫』)
・彼女が事故に気づいたのも夜の授乳のときだが、処置の仕方はまったく違う。
(出典:丸谷才一『年の残り 他』)
・私を人気のない授乳室に連れていって声をひそめた。
(出典:北川悦吏子『おんぶにだっこ』)
・引継ぎの際、この名前の産婦が授乳中だということは聞いていない。
(出典:海月ルイ『子盗(と)り』)
類語
・添乳(そえぢ)
意味:乳児に添い寝して、乳を飲ませること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・哺乳(ほにゅう)
意味:乳を飲ませて育てること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・乳汁(ちちしる)
意味:乳。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・貰い乳(もらいぢち)
意味:母乳が出ないときなどに、他の女性から乳をもらって子に飲ませること。(出典:デジタル大辞泉)