挙動
「怪しい挙動」などのように使う「挙動」という言葉。
「挙動」は、音読みで「きょどう」と読みます。
「挙動」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「挙動」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
挙動の意味
「挙動」には次の意味があります。
・ 立ち居振る舞い。動作。(出典:デジタル大辞泉)
「挙動不審」であれば、「立ち居振る舞いがおかしく、怪しい」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・またそれとは別に、A子の挙動や言葉つきに私は一種のを見つけていた。
(出典:石川達三『心に残る人々』)
・そう云えば降旗が白丘の挙動に不審感を抱いたのはその頃のことなのだ。
(出典:京極夏彦『狂骨の夢』)
・愛子はときどき不思議そうな眼つきをしてそっと葉子の挙動を注意した。
(出典:有島武郎『或る女』)
・試験の終わり頃、試験官の一人が彼の挙動がおかしいことに気づいた。
(出典:浅野誠『ビジネスマンの精神病棟』)
・なぜかは知らないが、二人の挙動が、心配でたまらなかったんだろうね。
(出典:高木彬光『わが一高時代の犯罪』)
類語
・振舞(ふるまい)
意味:挙動。(出典:デジタル大辞泉)
・一挙一動(いっきょいちどう)
意味:一つ一つの挙動。(出典:デジタル大辞泉)
・ビヘイビア
意味:ふるまい。行動。(出典:デジタル大辞泉)
・身ごなし(みごなし)
意味:身のこなし。挙動。(出典:デジタル大辞泉)
・仕種(しぐさ)
意味:何かをするときのちょっとした動作や身のこなし。(出典:デジタル大辞泉)