指針
「人生の指針」などのように使う「指針」という言葉。
「指針」は、音読みで「ししん」と読みます。
「指針」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「指針」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
指針の意味
「指針」には次の意味があります。
・物事をそれによってすすめるべき方針、手引。(出典:日本国語大辞典)
「指針」は「時計などの針」という意味を持つ言葉であり、転じて、上記のように「物事の方針」という意味で使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これからの技術者のあるべき姿の一つの指針になると思うからである。
(出典:中川靖造『創造の人生 井深大』)
・一軒一軒の門にはられた標札が、彼に第一の指針を与えてくれるはずだ。
(出典:アレクサンドル・デュマ/鈴木豊訳『赤い館の騎士(上)』)
・ラブコメさんの教えは、ぼくにとって人生の指針となるべきものでした。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第12巻<妖精達の休日>』)
・たとえばですね、時計の指針は一日に数十回に渡って鋭角を形作ります。
(出典:海野十三『三角形の恐怖』)
・しかし彼は、さっきまでのように、時計の指針をあまり気にしなくなった。
(出典:海野十三『軍用鼠』)
類語
・指標(しひょう)
意味:物事を指し示すめじるしとなるもの。(出典:日本国語大辞典)
・目安(めやす)
意味:目あて。目標。めじるし。基準。標準。(出典:日本国語大辞典)
・方針(ほうしん)
意味:めざす方向。また、ある事柄を行なう上で、基本とする行ない方。(出典:日本国語大辞典)
・戦略(せんりゃく)
意味:ある目的を達成するために大局的に事を運ぶ方策。(出典:日本国語大辞典)
・計画(けいかく)
意味:ことを行なうため、まえもってその方法などを考えること。(出典:日本国語大辞典)